三鷹市の天命反転住宅視察へ。芸術と建築の境界がない驚くべき設計、外装、内装でした。
久々に目が覚めるような、はたまた脳内のシナプスに電気が走ったような感覚を得ることができました。自分がどれだけ固定観念の中で生きていたか、と思わせられました。
この建物は芸術家の荒川修作と詩人マドリンギンズの設計であり2人は公私ともにパートナーでもありました。
建物は外装内装ともに14色の色からなりたっています。14色もあったら目がチカチカして落ち着かないのでは?と思ったのですが、室内に足を入れたとたん、心地よくていつまでもここにいたいと思えるほどだったのです。なぜでしょう??
実は人間は一度に6色以上の色が視野にはいると脳は数えるのをやめるそうです。野原に色とりどりの花が咲いていても色が多すぎて落ち着かないとは思いませんよね。それと同じで色が多いと逆に自然と受け入れられるのです。反転住宅はどの位置に立っても6色以上が見えるように色を配色しているのだそうです。
また室内は色もさることながら高低差に富み、床はすり鉢状の凸凹の洗い出し仕様。転んで頭打ったらひどいタンコブがでいるんじゃないか(笑)ところが、この凸凹がなんだか土踏まずにフィットして気持ちが良いのです。そう、ここはただの居住空間ではなく暮らしているだけで人間のあらゆる感覚が自然に研ぎ澄まされ鍛えられていく、『死なない家』であり『天命を反転させる家』なのです。体感してみると納得できます、長生きできそうな気がしました(^^)/
不思議なのですが一度でも足を踏み入れたらどなたでもここの心地よさにとりこになると思います。現在は事務所、見学の部屋、民泊の部屋、賃貸の部屋で構成されており賃貸は満室。機会があれば是非見学にいってみてください。
室内の様子、ハンモックでご機嫌な私
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